2005年06月13日

あるひとつの・・・

・・・。

ちょっと恥ずかしいお話を。

ワタシは、あるひとつのコンプレックスを持っていた。
学歴コンプレックス。これだけではもちろんないのだけど、これはあまり持ってはいけないのかもしれない。

小学校・中学校と普通の公立に進学。
小学校は何も考えていなかったけど、中学時代は、ただただ、部活にあけくれる生活だった。
家の事情から、公立高校にしか進学させてもらえないということは分かっていたけど、(アタマいい私立なら行かせてあげるけど、成績悪くても行ける私立には行かせないと言われていた)塾通いはしたくなく、かといって勉強もしたくない。まぁ勝手な中学生だったけど、勉強しなくても普通に、一般的なレベルの学校なら難なく進学可能な成績は保っていた。

進路選択のとき。
なぜか、うちの中学からよく行く学校には行きたくなかった。というわけで、うちの中学からあまり行かない学校を進路希望調査には記入していた。自分の成績からは、何ランクも下の学校だったので、勉強する必要すらなかった。
でも、中学からたくさんのコが行く学校の吹奏楽部は、とっても有名だった。
・・・音楽には、かなわなかった。レベル的にも、自分の成績より少し低いめのランクというだけで、問題はなかった。合格率も99%といわれていた。

結局、そこを受験、合格。
そして、何なく、希望調査はするものの、中学の成績と高校入試の成績で決められる特進クラスにも合格した。その年は、希望者130名いたらしい。そのクラスはもちろん1クラスのみ。(40名)
そこでもワタシは、勉強しなかった。部活に明け暮れる日々だった。「教師になりたい。」漠然とした夢だけは持っていたものの、実現に向けて動くことはしなかった。
少しは勉強したけど、それは、2年生、3年生と進級するときに、クラスに残りたかったからだった。そのクラスに残るためには、やはりそれなりの成績を必要としていた。
そのクラスから落ちて普通クラスに行くのは恥ずかしい。それだけの、見栄だけだった。
そんな見栄っぱりな気持ちだけで、そのクラスに居座った。

学部学科だけは決まっているものの、どこに行きたいという志望校がなかった大学進学。
その勉強ができれば、上(のランク)から受けて、受かった一番上に行けばいいや。
そんな軽い気持ちだった。
ある日、仲がよかった先生としゃべっていたら、「お前、ここに行け」と、突然、分厚い受験雑誌を開いて見せてきた。そこは、自宅から通うには遠かった。でも、「絶対ここならいい教育をしてくれる!」と絶賛する先生。
そこまで言うなら・・・・と学校案内を取り寄せ、学校見学に行った。

ここしかない。ここに行きたい。

そう思った日のことを、今でも覚えている。

そうしてはじまった、なんちゃって受験生生活。
6倍近い倍率を誇る(笑)入試も、諦めていたけど、なぜか受かった。
そこからの4年間は・・・本当に楽しかった。
他校(地元近くの大学の同学科)に比べて、数段高い教育レベル。
学生たちの学習意欲の高さ。決して先進的ではないけれど、そのぶん奥深い伝統を持っていて、自分の学校に対する愛情もみんなが持っていた。自分の学校にこんなに誇りを持てることはすごいことだと思った。
・・・文句のいいようがなかった。

大学までの、その時期その時期は、
本当に楽しかった。充実してた。満足してた。

それでも、ワタシは、
学歴コンプレックスを持っていた。

就職も、一般的に言う大企業に、
早々に内定をもらった。
きつかったけど、それなりに。まぁ、文句はなかった。
ステキな上司には恵まれた。

それでもやっぱり、
コンプレックスの塊だった。



会社を辞め、すべてゼロにリセットし、
24年間生きてきてはじめて、何も考えないで勝手気ままに過ごしてみて、

・・・やっと、わかった。


学歴とか、評判とか。
いいにこしたことはない。

でも、そんなことじゃなかった。
そのときそのとき、出会った人たちに
本当に助けられて生きてきたんだ。

家族はもちろん、先生はもちろん。
先輩も、仲間も、後輩も。
たくさんの人に出会った。
いつだって、そんな人たちがそばにいてくれたんだった。

あたしは、そんなありがたさを忘れてたんだ。

この年になって、やっと気づいた。
遅い。


posted by まなちょ at 22:44 | 兵庫 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。